0718-22 大雪山縦走(黒岳-トムラウシ)
大雪山とは北海道の真ん中にある山の塊のことで、それぞれの山に名前が付いてますが、それをまとめて大雪山と呼びます。
1つの山ではないぞーと示すために大雪山系と言ったりもします。
「たいせつ」だったり「だいせつ」だったりするので呼び名はどっちでもいいんだと思います。
夏は高山植物が咲き、秋は紅葉、冬はパウダースノー、春はザラメと1年中遊びが尽きないエリアとなります。
今の自分があるのは大雪山でビーコンの存在すら知らずに旭岳のパウダーを滑ったり、飲み物とタオルだけ持って夏に登ったりしたあの時があるからこそなのです!!!
今回の予定は旭岳からトムラウシへの縦走でしたが、雨、低温予報で初日からテントはなーということで層雲峡から入り、黒岳からトムラウシへの縦走となりました。
初日は予報どおり雨。ザック重量34キロ。本州のように営業小屋がないので北海道のガイドは荷物担ぐんです!!
お客様に撮ってもらいました!!
雨なんだか汗なんだか鼻水なんだか分からんけど、びしょびしょで黒岳石室へイン。
雨に降られるとiPhoneだと写真撮る気にもなりませんね笑
防水カメラほしー。夜には晴れて星満点。
2日目は黒岳石室から忠別岳避難小屋へ。
朝から雲海と朝焼け。素晴らしい景色でした。
石室から15分で登れる桂月岳から見る日の出は本当に綺麗だったことでしょう。
高山植物もピークをすこーし過ぎた頃でまだまだ楽しめる、むしろピークなんじゃないかと思う素晴らしさです。
チングルマの綿毛
イワブクロ
クモマユキノシタ
しろいイワブクロ
左の王冠が目指すトムラウシ。遠いです。右側は十勝岳連峰、オプタテシケ、十勝岳、富良野岳までくっきり!!
コマクサもたくさん。
エゾノツガザクラとアオノツガザクラのお花畑。
イワヒゲのカーテン。
花と景色がきれいすぎてまったく前にすすみません笑
白雲岳山頂からの展望。この景色を見ながら鼻から目一杯息を吸ったら寿命伸びますよ、絶対。
パノラマで。忠別岳からトムラウシ、十勝連峰、雲に浮かぶ夕張岳と芦別岳、右の高いところが旭岳です。
午後からはすこーし雲が湧いてきましたがまだまだ山旅は続きます。
のんびり歩いて忠別避難小屋へ。
景色と花を楽しんだおかげか10時間があっという間でした。
3日目は忠別避難小屋から南沼テント場へ。
強風の中今日も長い行程頑張りましょう。
景色は見えずともきれいなお花が後押ししてくれます。
昨日写真を撮りすぎたせいか充電残量が残りわずかに。節約節約。
ということで、どーん。あんなに遠くに見えていたトムラウシに全員登頂。みなさん嬉しそうでぼくまで嬉しくなります。
4日目、短縮登山口へ下山。
例のドロドロ道と蚊の攻撃を受けながら、予定通り下山!!
途中十勝岳連峰がどどーんと見えます。2日目は西側から、この日は東側からの景色です。贅沢ですね。
下山後、望岳台からのトムラウシ。4日間よく歩ききりました。
予備日は使わずに下りれたので今日はひさびさののんびりタイム。
何度歩いても素晴らしい大雪山縦走。思い出に残る山旅でした。
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